案内は、写真家の石川真生さん。ここ数年、基地をフェンスに沿って歩きまわり、基地に密接に結びついた沖縄の人々の生活をカメラに収め、写真展「フェンス」を発表されたばかり。そんな真生さんが、とっておきの場所を案内してくれるという。
「ちょっと危ない」というのは、当初の予定では、やんばるの伊湯岳(446m)に登ったり、北部訓練場に少し入る予定だったかららしい。しかし、高江に防衛施設局の職員らがウロウロしているとの情報で、予定を変更。伊湯岳は登ったが、北部訓練場にはほとんど入らずに終った。
それでも、やはり、「ちょっと危ない」というタイトルにふさわしい一日となった。ヤンバルの山では、なんと「ハブ」に遭遇。そして、キャンプシュワブでのピースキャンドルでは、米兵の詰問を受けることとなど、いろんなハプニングもあって楽しい1日だった。

(やんばるの山で遭遇したハブ。(実は、毒の弱いヒメハブでした。))
(キャンプシュワブのピースキャンドルでは、海兵隊の施設警備の責任者だという米兵が、「何をしている?」とやってきた。)
これらの一部始終は後述するとして、まずは今日のコースから。
朝、沖縄国際大学に集合。そして、普天間飛行場、伊芸区のキャンプハンセン訓練場、やんばるの伊湯岳から北部訓練場、辺野古弾薬庫、キャンプシュワブ訓練場などをめぐり、最後は、キャンプシュワブのゲート前で毎週土曜日に家族ぐるみで行われているTさんらのピースキャンドルに参加しようというぎっしりのスケジュールだ。
台風が心配されたが、なんとか通りすぎてくれ、ほぼ予定どおりに回ることができた。案内役の真生さん、ありがとうございました。
集合場所は沖縄国際大学。この13日で、ヘリの墜落事故からちょうど5年になる。真っ黒に炎上した建物はすでに撤去され、今は、正門横に、被災したアカギの木を中心にした小さな公園があるだけだ。被災した建物を保存せよという県民の声にもかかわらず、撤去されてしまったいきさつを、沖国大のS教授から説明を聞く。
(来週には、抗議デモや写真展、シンポジウム等が予定されているので、この問題については、再度、報告しよう。)
(1)普天間飛行場
宜野湾市の中心部に位置する普天間基地。騒音や墜落の危険性など、沖縄がかかえる問題を集中的に表した基地と言われている。
2006年の日米合意(SACO)で、「全面返還」が合意されたが、「県内移設」という条件がついたため、辺野古への新基地建設計画が浮上した。

(嘉数高台から見下ろした普天間基地)

(上大謝名地区からみた誘導塔。すぐ右手には、いくつかの亀甲墓が基地の中に取り込まれている。)

(愛知地区では、亀甲墓のど真ん中に、防衛施設局の境界杭が打ち込まれていた。)
(2)キャンプハンセンの都市型戦闘訓練施設
キャンプハンセンでは、県内最大規模の実弾射撃演習が行なわれている。
高速道路や住宅街のすぐ横で実弾演習が行なわれているため、金武町伊芸区には、実弾が流弾する事故が相次いでいる。

沖縄中心部を貫く高速道路に面して、「流れ弾に注意」の大きな立看板が建てられている。
いったい、どう注意しろというのか?

(金武町は、町として実弾射撃演習に反対しており、監視やぐらが建てられている。やぐらからは、広大なキャンプハンセンが一望に見渡せる。)

(やぐらに登る石川真生さん)

やぐらからは、恩納岳麓の都市型戦闘訓練施設が見渡せる。この施設は、いわゆる市街戦での接近戦訓練のため作られた施設で、中央の建物の向こうにも、無人の街並が広がっているという。

昨年12月には、伊芸地区で、流弾による車両被弾事故があったばかり。戦後、少なくとも33回もの被弾事件があり、住民が負傷したこともあるという。

*********
やんばるの北部訓練場と、辺野古のキャンプシュワブについては、(その2)をご覧ください。