2.現在、防衛局はサンゴの移植作業を行っているが、沖縄近海の海面水温が過去最高水準で上昇している。海上行動チームは7月18日以降、海水温を測定しているが、連日、30度を超えている。ただちに移植作業を中止すること。
しかし県は消極的な姿勢に終始した。
ジュゴンの食み跡と思われる痕跡については、7月29日に連絡を受けていたにもかかわらず、やっと昨日(8月6日)、防衛局に対して「今後、どういう対応をするのか問い合わせた」というだけだった。
また、高水温の問題については、「防衛局から2週間に1度、報告書が出されるが、そこでも30度を超える日は測定されている。しかし、防衛局の申請書に『高水温時における移植実施の判断基準』が記載されており、今回は、最高裁が県の上告を不受理としたこともあり、現状では、その判断基準に準拠する他ない」と、何の対応もとろうとはしない。
連日、海に出ている海上行動チームのメンバーらは、「すでに大浦湾ではサンゴの白化が始まっている。臨時制限区域の外でもサンゴの調査はできる。水産課は調査船『はやて』を持っているではないか。現場を見てくれ」と強く要請したが、県の対応は変わらなかった。
ジュゴンの食み跡と思われる痕跡が見つかり、例年にない高水温の中でサンゴの移植をするという「常軌を逸した愚行」(東京経済大学 大久保奈弥教授)が続いている。何故、ここで県が毅然とした対応を取らないのか、はがゆくてならない。

(水産課、自然保護課への要請行動)
2024.8.1 沖縄タイムス
(県庁記者クラブでの記者会見)