チョイさんの沖縄日記

辺野古新基地建設問題等、沖縄の現状を考える!(文責:北上田 毅)

11月5日(水)、海砂採取問題で沖縄県交渉。今年度の海砂採取認可量、辺野古の工事のために2倍近くも増加。県は、総量規制だけではなく、全てを「検討委員会で審議してもらう」としながら、委員名の公表には否定的

 11月5日は、吉浜大宜味村議らによる沖縄県への海砂採取の規制を求める交渉に参加した。

 今年になってから、多くの団体が海砂採取の総量規制等を求めて、県への申入れ行動を続けている。この日も、海砂採取の中止を求める総会決議をあげている名護市東海岸の安部区長さんらも参加されたが、県は、ほとんどの質問事項について、「委員会の設置に向けた検討を進めている」というにとどまった。

 その一方で、辺野古の地盤改良工事が始まり、敷砂や砂杭のための海砂の需要が急増している。この日の交渉でも県海岸防災課長は、本年10月末時点での海砂採取認可量が5社に対して、145万㎥になると回答した。これは、最近4年間の海砂採取量と比べても極めて大量の採取量である。しかも、まだ10月末時点の数字だから、年度末までの採取量はさらに増えるだろう。

 ・2021年度  123万㎥

 ・2022年度   81万㎥

 ・2023年度   76万㎥

 ・2024年度   82万㎥

 

 「何時、総量規制制定に向けた委員会を発足させるのか」という質問に対して、県は、「予算措置が必要」と答えるだけで、発足の時期は分からない。また、「海岸被害の実態調査」、「採取時の汚濁の実態調査・基準制定」等の質問に対しても、全て、「委員会の中で議論したい」という回答にとどまった。

 また、我々は、「委員会のメンバーを公表すること」と求めたが、海岸防災課長は「今は答えられない」と、委員名の公表を約束しなかった。辺野古の事業では、防衛局は、技術検討会や環境監視等委員会の委員名を公表している。県が、委員名を公表しないことなどあり得ないことだ。このままでは、砂利採取業者等が委員に入るおそれがある。海砂採取の規制を求める委員会は、有識者・学者等に絞り、純粋に科学的な視点から検討を進めるべきである。

 

                        (11月5日の県交渉)